スタッフ日誌

ヒートショックの話

新年あけましておめでとうございます!

皆さま、年末年始は如何お過ごしでしたでしょうか?

1月、2月と寒さはこれからが本番です!

さて、この寒い時期にお家の中で気を付けたい症状。『ヒートショック』のお話です。

 

ヒートショックとは、暖かい所から寒い所へ移動した際、

急激な温度変化によって血圧が変動することで起こる健康障害のことで、

失神・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こすと言われています。

これは『家の中の温度差』によって起こる症状で、例えば、就寝中にトイレに行ったときや

入浴の際に脱衣場からお風呂場に行ったときなどに起きやすく、特に高齢者に多く見られます。

よく聞くのは、お風呂場での突然死や溺死。

東京都健康長寿医療センター研究所によると、入浴中のヒートショックによる死亡者数は年間10,000人以上といわれ、

交通事故死者数4,117人(平成27年調べ)を大きく上回りなんと2倍以上にも及ぶそうです。

 

怖いのは溺死だけではなくヒートショックにより心筋梗塞や脳梗塞を起こした後です。

すぐに病院で処置することが出来ればいいのですが、処置が遅れると後遺症が残ったり、

最悪寝たきりの状態になってしまいます。

 

対策としては部屋の温度差を無くすために暖房を点けっぱなしにしたり、

断熱改修やサッシを二重(インプラス)にしたりと様々あります。

家の中の温度差を無くし『温度のバリアフリー』を実現することは家族の健康を守る絶対条件です。