【知識】漆喰壁のメンテナンス・汚れ落とし・傷の修復法:講習会レポート第2弾 | 埼玉県鴻巣市の家づくり|高断熱・高気密な注文住宅なら佐藤ホーム

家づくりコラム

【知識】漆喰壁のメンテナンス・汚れ落とし・傷の修復法:講習会レポート第2弾

漆喰壁のメンテナンス講習会の様子

こんにちは!埼玉県鴻巣市の一級建築士事務所「佐藤ホーム」のブログ編集部です。

今回は、佐藤ホームで注文住宅を建てていただいたOB様向けに開催した「メンテナンス講習会」の様子をレポートします。2019年7月21日に行われたこの講習会では、無垢床や漆喰壁のお手入れ方法についてレクチャーしました。

この記事では、第二部「漆喰壁」編として、特徴やお手入れのコツをご紹介します。漆喰壁のお家にお住まいの方、これから検討されている方はぜひご覧ください。

※講習会前編の様子はこちらの記事をご覧ください。

調湿&消臭効果で快適!漆喰壁の特徴

漆喰壁の施工イメージ

まずは、漆喰壁の基本的な特徴をおさらいしましょう。

漆喰とは、水酸化カルシウムを主成分とする自然素材の建材で、壁の上塗りや瓦の接着などに使用されます。漆喰壁の最大の特長は、調湿効果と消臭効果があることです。

湿度を適度に保ち、梅雨時期でも快適な室内環境を実現します。また、臭いの原因となる成分を分解する働きもあり、室内の空気をクリーンに保ちます。

漆喰にはルナ漆喰、スイス漆喰、和漆喰などの種類がありますが、これらの基本的な機能は共通しています。

講習会では、実際に漆喰壁の家にお住まいのお客様からもこんな声がありました:

「湿気が抑えられて快適。トイレで消臭スプレーを使わなくなりました!」

「調湿効果があるので、洗濯物を部屋干ししても問題ありません。」

漆喰壁の汚れを落とす方法

漆喰壁の掃除の様子

講習会の第二部では、株式会社イケダコーポレーションの高橋さんに、漆喰壁のお手入れ方法を実践付きでご説明いただきました。

室内の漆喰壁の汚れ

手垢や調味料などの汚れは、まず1〜3ヵ月ほど放置して様子を見るのがおすすめ。
漆喰はアルカリ性で有機物を分解するため、自然と汚れが薄くなることがあります。

それでも汚れが残る場合は、消しゴムやサンドペーパーで軽くこすったり、
メラミンスポンジで拭いた後に塗料を重ね塗りして馴染ませるときれいに仕上がります。

外装の漆喰壁の汚れ

外壁の場合は、ナイロンブラシで汚れを落とした後、薬品を刷毛で塗布するのが効果的です。
ただし、室内で薬品を使うと塩素臭が残ることがあるため、屋外専用として使用しましょう。

漆喰壁の傷を補修する方法

漆喰壁の傷補修実演

漆喰壁にできた小さな傷は、塗料の重ね塗りで目立たなくできます。
このとき、塗る前に傷ついた箇所を軽く水で湿らせるのがポイント。
乾いたまま塗ると粉っぽく仕上がりますが、水を含ませてから塗ると自然な質感に整います。

参加者の声

講習会終了後、参加者の皆様からは次のような感想をいただきました。

「資料が丁寧にまとめられていて分かりやすかったです」

「お手入れの正しい方法が理解できて勉強になりました」

「帰宅したら早速実践してみたいと思います!」

「自分でもできそうだと感じました。やってみます!」

多くの方にご満足いただけたようで、スタッフ一同とても嬉しく思います。ご参加ありがとうございました!

佐藤ホームでは建築後も親身にサポート!

佐藤ホームのイベント風景

佐藤ホームでは、今回のようなOB様向けのメンテナンス講習会のほか、
親子で楽しめるワークショップなどのイベントも定期的に開催しています。

また、建築後も快適に暮らしていただけるよう、個別メンテナンス相談などのアフターフォローも充実。
住まいに関する不安や疑問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。